特殊整備は、一般整備以上にユーザー個人の価値観を尊重し、使用条件と環境条件に自動車をあわせこむ積極性を備えています。ユーザー毎に異なる条件に対処するために個別の保全計画を立て、一般整備における復旧と復元（=Backward Recovery）に加え、対策と改善（=Forward Recovery）を施すことが特殊整備の目的であり、それはＦＴＥＣのワークショップコンセプトを特徴づける事業です。

　ユーザー個人の価値観を尊重することには、一般的な寿命の概念を除去することを含みます。
　経年劣化の特性（=Aging Property）は、故障データの連続的解析によって把握します。

　ユーザーが自動車に描く理想追求のプロセスを支援する保全方法、それが特殊整備です。